エコビズラボのブログです。

エコビズラボは、環境マネジメントシステムの構築、維持、改善に関する支援、並びに環境関連資格のひとつである危険物取扱者の資格取得を支援しています。 URL bcaweb.bai.ne.jp/ecobiz/
らしくせよ
【言志晩録259条】 佐藤一斎著                                                《少にして老人の態を為すは不可なり。老いて少年の態を為すは、尤も不可なり。》

若い人が老人ぶるのはよくないことである。老人が若者ぶるのは最もよくないことである。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 12:52 | comments(0) | - |
多言を慎まなければならない
【言志録185条】 佐藤一斎著                                                《にょう舌の時、自ら気の暴するを覚ゆ。暴すればここにうう。安んぞ能く人を動かさんや。》

よくしゃべっている時には、気が乱れているように感じられる。気が乱れた場合には、道義から離れて気が飢えて活動しなくなる。そんなことで人を感動されることができるだろうか。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 10:51 | comments(0) | - |
人の長所
【言志晩録70条】 佐藤一斎著                                                《我れは当に人の長処を視るべし。人の短処を視ること勿れ。短処を視れば則ち我れ彼に勝り、我れに於いて益無し。長処を視れば則ち彼我れに勝り、我れに於いて益有り。》

人を見る場合には、人の長所を見るべきであり、短所を見てはいけない。人の短所を見ると、自分が彼よりも優れているとしても、自分にとって利益となる所はない。人の長所を見ると、彼が自分より優っているので、自分にとって利益となる所がある。

| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 10:05 | - | - |
さらなる向上を目指し
【言志後録55条】 佐藤一斎著                                                《志気は鋭ならんことを欲し、操履は端ならんことを欲し、品望は高ならんことを欲し、識量はかつならんことを欲し、造詣は深ならんことを欲し、見解は実ならんことを欲す。》

志気は鋭くありたい。行いは正しくありたい。品位や人望は高くありたい。見識や度量は広く大きくありたい。学問や芸術等を探究し、深くありたい。物事に対する見解は真実でありたい。

| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 10:30 | comments(0) | - |
気質の変化について
【言志てつ録29条】 佐藤一斎著                                                《均しく是れ人なり。遊惰なれば則ち弱なり。一旦困苦すれば則ち強と為る。きょう意なれば則ち柔なり。一旦激発すれば則ち剛と為る。気質の変化す可きこと此の如し。》

みな同様に人間である。しかし、遊んで怠けていると柔弱になる。一度、困難を経験し苦労すると、意志が強くなる。心が満足していると優柔になり、一度激しく発憤すると剛強となる。気質の変化はこのようなことである。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 13:09 | comments(0) | - |
徳の大切さ
【言志てつ録125条】 佐藤一斎著                                                《口舌を以て諭す者は、人従うことを肯ぜず。躬行を以て率いる者は、人効いて之に従う。道徳を以て化する者は、則ち人、自然に服従して痕せきを見ず。》

口先だけで人を諭そうとする者は、人は心から服従しない。しかし、率先垂範して人を導く者には、人は学んで服従する。道徳を基本として人に教育する者には、人は自然に服従して不自然なところがない。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 10:28 | comments(0) | - |
学問は誇ってはいけない
【言志晩録218条】 佐藤一斎著                                                《学は須らく心事の合一するを要すべし。吾れ一好事をなし、自ら以て好しと為し、因て人の其の好きを知るを要するは、是れ即ちきょう心除かざるなり。便ち是れ心事の合一せざるなり。》

学問をするには、自分の心とその行動とが合致して一つとならなければならない。自分が一つの好い事をして、自分でも好いと認め、それによって、人にそのよさを認識してもらうように要求することは、すなわち、人に誇る心がまだ取り除かれていないからである。これは心と行動が一致していないというものである。

| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 00:29 | comments(0) | - |
人物評価の心得
【言志後録249条】 佐藤一斎著                                                《凡そ古今の人を評論するには、是非せざるを得ず。然れども、宜しく其の長処を挙げ以て其の短処を形わすべし。又十中の七は是を掲げ、十中の三は非をしりぞくるも、亦忠厚なり。》

大体、古今の人を評価する場合には、長所、短所を言わない訳にはいかない。しかし、その際に、まずその人の長所を挙げて、自然に短所を表現するようにすれば良い。また、十のうち七つ程度は長所を挙げ、三つ程度は短所を挙げて、これを良くないこととするのも、誠実で親切な評価であるといえる。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 00:50 | comments(0) | - |
物事は平穏に進めること
【言志後録170条】 佐藤一斎著                                                《凡そ事を処するには、須らく平平穏穏なるを要すべし。人の視聴をおどろかすに至れば、則ち事は善と雖も、或いは小過に傷つく。》

大体物事を処理する場合には、できるだけ平穏に行った方が良い。人を驚かすようなことをすると、そのことは良いにしても、状況によっては、ちょっとした過ちを犯すことになるかも知れない。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 09:55 | comments(0) | - |
文字として表されていない書を読む
【言志てつ録15条】 佐藤一斎著                                                 《学を為すの初めは固より当に有字の書を読むべし。学を為すこと之れ熟すれば、則ち宜しく無字の書を読むべし。》

学問を始める場合には、もちろん文字で書かれた書物を読まなければならない。学問を積み重ね、次第に上達してくると、すなわち文字で書かれていない書物を読むがごとく、例えば自然現象などについて真理を探究できるようにならなければならない。    
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 14:44 | comments(0) | - |
教育のあり方
【言志録184条】 佐藤一斎著                                                 《人を教うる者、要は須らく其の志を責むべし。かつかつとして口に騰すとも、益無きなり。》 
   
人を教育する者にとって肝心なことは、その志の有る無しを指摘すべきであり、あれこれと、とやかく言っても無意味なことである。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 12:08 | comments(0) | - |
読書法
【言志録239条】 佐藤一斎著                                                  《読書の法は、当に孟子の三言を師とすべし。曰く、意を以て志を逆う。曰く、尽くは書を信ぜず。曰く、人を知り世を論ずと。》 
   
読書の方法として、孟子の三言を手本とすべきである。一つ目として、「自分の心を以て、作者の意図するところを捉えなければならない。」ということ、二つ目として、「読んだ書物を全て信用しない。」ということ、三つ目として、「作者の人となりを理解し、その当時の状況を論じて明確にする。」ということである。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 21:04 | comments(0) | - |
現在のことに集中
【言志晩録175条】 佐藤一斎著                                                                                  《心は現在なるを要す。事未だ来たらざるに、むかうべからず。事すでに往けば、追うべからず。わずかに追い、わずかにむかうれば、則ちこれ放心なり。》

私達は、いつでも心を現在のことに集中しておかなければならない。事がまだ起こっていないのに、いたずらに取り越し苦労してはいけない。また過ぎ去ったことを追いかけてはいけない。わずかでも過去を振り返ったり、まだ来ない将来のことを思い悩むことは、ともに自己の本心を失っていることに等しい。               
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 10:40 | comments(0) | - |
人の信用
【言志録148条】 佐藤一斎著                                                  《信を人に取ること難し。人は口を信ぜずして“み”(自ら(肉体))を信じ、“み”を信ぜずして心を信ず。是を以て難し。》 
                                                                    人から信用を得ることは容易なことではない。人は言葉を信用せずに、その人の行いを信用する。実は、行いを信用しないで、心を信用する。自分の心の内を、人に理解してもらうことは難しいことなので、人から信用を得ることは難しいことである。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 21:32 | comments(0) | - |
人を容れる心について
【言志録36条】 佐藤一斎著                                                  《人の言は須らく容れて之を択ぶべし。拒む可からず。又惑う可からず。》

他人の言葉は聴き入れてから、その良し悪しを選択すべきである。最初から断るようなことをしてはいけない。また、その人の言葉に惑わされるようであってはいけない。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 09:50 | comments(0) | - |
慌ててはいけない
【言志録130条】 佐藤一斎著                                                《急迫は事を負り、寧耐は事を成す。》

何事も切羽詰って急いでやると、物事は失敗に終わる。焦らずに忍耐強くチャンスを待てば、物事を成就させることができる。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 16:04 | comments(0) | - |
決断と謹厳
あけましておめでとうございます。
年の初めに、佐藤一斎の言葉を紹介します。

【言志てつ録112条】 佐藤一斎著                                               《事を処するには決断を要す。決断或いは軽遽に失す。事を執るには謹厳を要す。謹厳或いは拘泥に失す。須らく自省すべし。》
                                                                    物事を処理するには、思い切って決断を下すことが必要である。しかし、決断のあまり、時には軽率な行動をとることがある。また、物事を執り行うには、慎み深くそして厳か(謹厳)でなければならない。しかし、謹厳であるあまり、時には物事に執着して融通がきかなくなることもある。これらの事は、自ら反省しなければならない。 
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 09:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
恩恵について
【言志てつ録169条】 佐藤一斎著                                               《我れ恩を人に施しては忘る可し。我れ恵みを人に受けては忘る可からず。》 
                                                                    自分が恩恵を人に施した場合は、そのことを忘れてしまうべきであるが、自分が恩恵を人から受けた場合には、決して忘れてはならない。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 19:26 | comments(1) | trackbacks(0) |
学問を志す者
【言志晩録10条】 佐藤一斎著                                                《学者は当に先ず自ら己の心有るを認むべし。しかる後に存養に力を得。又当に自ら己の心無きを認むべし。しかる後に存養に効を見る。》 
                                                                    学問を志す者は、まず、自分自身に本心が備わっていることを認識、自覚しなければならない。そうすることによってはじめて、本心を存養する上で力を得ることができる。また、自ら欲心が本心でないことを認識、自覚しなければならない。そのようにしてはじめて、本心を存養する上で効果を上げることができる。
| エコビズラボ代表 | 佐藤一斎を読む | 21:51 | comments(0) | trackbacks(0) |


CALENDAR
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2024 >>
SELECTED ENTRIES COMMENTS
CATEGORIES ARCHIVES LINKS PROFILE OTHERS